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1.番組制作の目的
 桐生ロータリークラブは、桐生ローターアクトクラブと共同で近々に開局される予定のFM桐生(認可申請中)に向け放送番組(20分)を制作いたしました。ラジオ番組の制作は当クラブにとってはじめての試みです。ロータリーの活動を桐生市民の皆さんにわかりやすく理解していただく上で、新たなメディアであるFM桐生を積極的に活用すべく制作に至ったものです。
2.番組の概要

インタビュアー 番組では、ロータリークラブの米山奨学会の受給経験者、苗志輝さんと現在給付を受けている奨学生、林徳偉さんとサントス・アリオ・ウイボヲさんの計3名を桐生ローターアクトクラブの会長である児玉 さんが大学での研究分野、日本での暮らしなどについてインタビューしています。
 また、米山奨学生制度のユニークな点とカウンセラーとしての経験談を桐生ロータリークラブの国際奉仕委員長である坪井良廣さんに桐生ローターアクトクラブの宇塚さんがインタビューしました。
 この番組は、3月12日からFM桐生のインタネットラジオで配信されています。また、FM桐生が認可されて開局した暁には、FM放送番組として放送される予定です。
制作については桐生タイムスと上毛新聞にて大きく取り上げられました。

☆今回のインタビューを受けた留学生の方々
(平成19年3月現在)      
  • 苗志輝さん:中華人民共和国・内モンゴル自治区出身 群馬大学工学部大学院ナノ材料システム工学専攻 博士課程3年(超分子の合成)  今春から外資系企業に勤務
  • 林徳偉さん:マレーシア・サラワク州出身 群馬大学工学部大学院機械システム工学専攻修士課程1年(エンジン分野)
  • サントス・アリオ・ウイボヲさん:インドネシア・スルカルタ出身 群馬大学工学部電気電子工学科4年(電源回路分野)、今春に大学院に進学

3.番組制作の経緯
 今回の番組作りは広報委員長の村田勝俊会員(本番組のディレクターを担当、今年度の米山カウンセラー)がNPO法人桐生地域情報ネットワーク主催の『地域コンテンツプロバイダー育成研修』(H18.11からH19.2まで全9回)に参加し、その研修を通 して番組作りを実施したものです。収録や編集にあたっては桐生地域情報ネットワークのご協力をいただき、完成することができました。
 なお、研修内容につきましては、NPO法人桐生地域情報ネットワークのホームページをご参照ください。(http://www.npokiryu.jp/jinzai-ikusei/index.htm
 番組作りは@企画、A打ち合わせ、B収録、C編集の段階をへて完成されます。 企画の段階で、放送の持つ公共性を鑑み、留学生を紹介する番組とすることに決定しました。対象は日本のロータリークラブの米山奨学生で群馬大学工学部の桐生キャンパスに学ぶ3人としました。インタビューアーは若者同士とすることとし、桐生ローターアクトクラブに協力を求めたところ快諾をいただきました。まず、桐生ローターアクトクラブと打ち合わせました。それをもとに桐生ローターアクトクラブと留学生と打ち合わせをし、収録の日を迎えました。参加者全員ラジオ出演は初めてで緊張していましたが次第に肩の力も取れてきて順調に収録が完了しました。ナレーションはNPO法人の小林隆子さんにお願いし、別 途収録しました。
4.使用した機材と編集の方法
 収録にはローランド社製の“EDIROL R-09”を録音機として使用しました。FM桐生局が使用しているものですが、40,000円弱と手に入りやすい価格ながら、FM放送に十分使える超高音質(24bit/48kHz)で録音ができます。マイク等その他の機材は今回FM局のものを使っていただきました。その後、村田会員は“EDIROL R−09”と2ギガバイトのSDカード(10,000円程度)、EDIROLシリーズのステレオマイク(CS-15、12000円程度の価格)を購入しました。FM桐生局のでも同じ組み合わせで番組を作っており、今後の収録はこの組み合わせで行う予定です。そのほか、インナータイプの密閉型ヘッドホーン(3,000円くらい)か、密閉式のヘッドフォン(10000円くらい)、アンプ内蔵型の小型軽量 のスピーカー(3,000円くらい)が必要となります。組み合わせにもよりますが、全部あわせて70,000円ほどでFM放送用収録に必要な装備が整うことになります。
 編集用には、FM桐生局所有のDigidesign社のMBox2を使用させていただきました。ソフトウエアは“Pro Tools LE”です。これは、音楽制作等を目的として作られたソフトで、数多くのスタジオでも採用されています。波形編集ソフトの画面 構成は、映像編集ソフトに似ており、このような編集を「タイムライン編集」などと表現されます。画面 上で左から右に流れる時間軸に沿って、音声データの素材を貼付けたり、切り取ったり、繋ぎ合わせたりして編集してゆきます。初めてとあって、20分の番組編集に12時間以上かかりました。このような波形編集ソフトには、フリーソフトもあり、使用する人の目的やレベルに合わせて選べばよいとアドバイスをいただきました。
 今回、一旦編集後の修正を経験しました。FM局での修正がしやすいためには、局で使われている編集ソフトと同じものを使うとやはりなにかと便利という印象を持ちました。なお、Digidesign社のMBoxシリーズには“MBox Mini”という4万円程度の価格帯のものもあります。
 ところで編集は時間がかかりますので、編集ソフトに普段親しむ機会が少ない場合には、予算と折り合いがつくのであれば、プロにお願いすることを検討したほうが賢明かも知れません。
 BGMは著作権フリーのものを使用しました。
5.今後のテーマと課題
 群馬大学工学部桐生キャンパスに学ぶ留学生(約120名在籍)と桐生地域の5つのロータリークラブの合同交流会が群馬大学工学部の生協ホールにおいて4月21日に行われますが、その機会にさまざまな留学生にインタビューを行い留学生のニーズや情報を広く桐生市民に知ってもらえるようなFM桐生向け番組作成を第2弾として桐生ローターアクトクラブと共同で実施する予定です。また、そのほかにも機会をとらえてロータリーの活動を伝えていければと願っています。
 そのためにはインタビュー・ノウハウの蓄積と向上および収録機材の操作の習熟が課題です。桐生ローターアクトクラブのメンバーはNPO法人主催の『市民レポーター養成講座』に参加し基礎力をつけていますので楽しみです。
お問い合わせ先:桐生ロータリークラブ 広報担当 村田勝俊